1. DNS/お名前と忍者

レジストラ(お名前.com)が忍者が管理するドメインをハイジャックした。watchNS/ninja.co.jp

当事者が話あったと言うが、ほとんどなにも公表されないままだ。

DNSとドメイン名はインターネットアクセスのためには欠かせない非常に重要な道具だ。

1.1. JPRS

こういうケースに責任があるレジストリのJPRSも静観というか、お名前の行動を認めるような発言をしている。

Geekpage からの引用

http://www.geekpage.jp/blog/?id=2012/7/18/1

JPRS が責任逃れの発言をしている部分の引用です。-- ToshinoriMaeno 2012-07-18 04:28:16

1.2. JPRSインタビュー

Q: 今回、お名前.comによる公式発表では「停止措置」とされていますが、 実際は忍者ツールズのNSレコードがお名前.comへと変更されており、 技術的には停止ではなく他サーバへの誘導となってします。 「停止措置」というと、レジストリがNSレコードを削除するという事例が主流だと思いますが、 NSレコードの変更という「停止措置」は一般的な運用でしょうか?

一般的かどうか、というところは難しいですが、Webへのアクセスを停止させるということでは、
アクセスできないようにする、通知や注意喚起などの違うWebページを表示させる、などの手法があり、後者を行う手段としてNSの変更というのもあるとは思います。

ただ、先にも述べたように、ドメイン名やDNSのレベルでの対応は、
必要以上の影響を及ぼす可能性があるため、慎重になるべきと思います。 

Q: 今回の「停止措置」は、御社とお名前.com間で結ばれている契約上、許容されている行為ですか?

レジストリは、登録者の意思に基づく手続きを受けて、レジストリデータベースを更新します。

指定事業者は、登録者の意志に基づく手続きを、レジストリへ取り次ぎます。

また、登録者との間で予め締結された契約などで定められた内容があるのであれば、
規則に反しない限り、それも「登録者の意思」として、そこで定められた手続きをレジストリに行うことができます。 


こんなコメントをつけても役にたたない。

ドメイン名を削除したり、NSを削除したりする措置は、レジストリレベルでは非常に慎重に行われています。
 例えば、不適切なWebコンテンツがあるからとNSを削除すると、
それ以外のWebコンテンツへのアクセスができなくなったり、Web以外でのドメイン名利用ができなくなったり、
他のドメイン名のNSを担っていると影響範囲はそのドメイン名に閉じないなど、
必要以上の影響を及ぼしてしまう可能性があるためです。 

仮にJPRSがいうような約款があったとしたら、それを指摘して、直させるべきだ。約款そのものが無効だろう。

Internet/ガバナンス -- ToshinoriMaeno 2012-07-21 22:20:38