1. DNS 誤解集

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1.1. 『DNS はドメイン名とIP アドレスとの対応表である。』

そういう目的にも使われますが、それだけではありません。 しかも信頼性が十分ではありません。

1.2. 『DNS 管理は誰でもできる。』

(勉強しない)素人が DNS 管理をすると、ますます信頼できないものになります。

1.3. 『DNS 管理は専門家の仕事である。』

これも現実を反映していません。 DNS の管理を職業にしている意味での専門家はいますが、 その人たちが DNS のことを理解しているかというと、十分ではありません。 DNS のことをきちんと理解して設定されているサーバは日本ではきわめてまれです。

JP トップドメインサーバを始めとして、 レジストラを兼ねている ISP の DNS サーバでも間違いが散見されます。 でたらめの設定をしている ISP もかなりあります。 こういう状態では、でたらめの設定をしても指摘されることはまずないでしょう。

1.4. 『DNSはまがりなりにも動いている。』

「動いている」ということの意味によります。 信用できる返事が返ってくるか、というと答はノーです。

1.5. ルートサーバについての誤解

1.6. DNSサーバ(コンテンツサーバ)についての誤解

DNS/コンテンツサーバについての誤解

1.7. 『セカンダリDNSサーバは必須である』

望ましいというのと、必要であるというのとは区別されるべきことです。

セカンダリDNSサーバとはなんですか。

不完全なものはないほうがましです。

第三者 DNS サーバについての議論はご存知ですか。

1.8. 『セカンダリサーバはプライマリサーバがダウンしたときに アクセスされる。』

とんでもない。

1.9. 『TTL はいくら短かくてもよい。』

こういう人が多いとはおもいませんが、 短かい TTL を設定している ISP も かなりあります。

NS レコードの TTL を短かくすることは有害です。

1.10. 『逆引きを設定しなければならない』

逆引きは自称「xx」にすぎません。

1.11. 『クラスレス委譲には CNAME を使うものだ』

1.12. DNS 浸透、伝播

DNS/浸透いうな! http://www.e-ontap.com/dns/propagation/

誤用例: 浸透待ち、 DNS サーバの移転には浸透時間がかかる。

1.13. DNSサービスの移転は簡単である

DNS/引越時のトラブルなど。 DNS/浸透いうな!

1.14. djbdns は保守されていない

http://tinydns.org/

一年に何度も不良で対応する必要のあるソフトウェアだけが保守されているというのでしょうか。

保守というのが、不良の修正という意味であれば、djbdnsは保守されていません。

rootサーバとして使われていないという意味であれば、保守されていないといえるかもしれません。

自分がなにを必要としているか、よく考えましょう。

1.15. DNS ホスティングとドメイン管理は同じでなければならない

ドメインの管理を請け負っている「指定事業者」とDNSサーバを請け負ってくれるホスティング業者は別ものです。