1. レンタルサーバー/転居手順/どっちが先

webサーバーの移転とDNSサーバーの移転を一緒に変更してはいけない。

でも、どっちを先にやるのがいいか。検討してみよう。

2. DNS (NS) は移転しない

移転しなくてすむのであれば、移転しないのが正解だ。

移転が必要になるのはどういう場合か、洗い出す必要がある。-- ToshinoriMaeno 2020-10-13 05:10:17

3. webが先

webサーバーの性能などが問題になって、できるだけ早くwebを移転したいと考えたのであれば、

 . さっさと<webだけ>を移転するのがよい。

ただし、以下の条件が必要です。

  1. <移転先>のwebサーバーのアドレスが分かる。 (そういう業者に移転せよ)

  2. <現DNSサーバー>でwebサーバーのアドレスを新サーバーに変更可能である。 (TTLを短縮できることが望ましい。)

  3. 移転先のwebサーバー業者が外部DNSサーバーからの参照を許している。(たいていは問題ない。)

ここでの重要な点はwebサーバーのIPアドレスを「現DNS」で変更することである。
 IPアドレスではなくてCNAMEで指定させているなら、CNAMEレコードが作れる必要がある。

webの移転が完了したら、必要なら、そのあとでゆっくりDNS関連の移転を行えばよい。(次項を参照)

以上はHTTP時代の話だった。

SSLサーバー証明書が必須の時代では、「事前の証明書取得」が可能という条件が加わる。

4. DNSが先

十分に時間の余裕(1か月以上)があって、web移転を先行させることが困難な場合には

条件

  1. 現DNSでの現ゾーンをなんらかの方法でコピーできる。(あまり説明をみない)

  2. 新DNSでのNSが新DNSを指していることを確認する。
  3. 移行先DNS現webを使うように設定ができる。(そういう業者を選ぶのがよい。)

  4. DNSサーバーの切り替え手順を理解している。(移転さきDNSの設定を自力でできる。)

これがきちんとできるなら、ここは読んでいないでしょう。w

5. どちらの条件も満たせないなら

ある程度のwebの停止期間を覚悟して、同時移転を行う。w

-- ToshinoriMaeno 2017-11-17 01:19:55

6. webが先にできるなら、同時でもかまわない

webサーバーのIPアドレスが新旧DNSサーバーの両方で新webサーバーを指しているなら、

つまり、移転元でも新webサーバーを参照するように設定することが重要です。

移転元DNSでのwebサーバーアドレス変更をしている稀な例をふたつ見つけた。(さくらからxserverへの移転) watchWWW/e-brain.ne.jp watchWWW/chihiro.jp

これなら、AレコードのTTL(さくらでは1時間)だけの並行アクセスを気にするので十分だ。 -- ToshinoriMaeno 2018-01-01 06:34:45

-- ToshinoriMaeno 2017-12-30 22:30:26

MoinQ: レンタルサーバー/転居手順/どっちが先 (last edited 2020-10-13 05:10:17 by ToshinoriMaeno)