1. DNS/危険なサービス/スーパードメイン登録

共用の権威サーバが危険という警告をしてきた理由です。(さくらだけではなかった)

2. 乗っ取りの警告

既存のサブドメインを乗っ取れるケースがありました。

BIND系ではサブドメインが優先されるので、サブドメインを乗っ取ることにはならないようです。

私(森下さん)の調査ではBIND 9、NSDでは上位ドメイン(スーパードメイン)の同居(押しかけ親)では、 既存のドメイン名の乗っ取りはできませんでした。 ただし、それはBIND 9/NSDでは*たまたま*大丈夫だったというだけで、各実装での調査検証が必要です。

外部の設定次第です。押しかけ親でドメイン乗っ取りできると思われるケースを見つけました。

3. 落とし穴の警告

スーパードメインが登録可能なサーバでは

4. 発症の条件

どちらのケースも所有確認なし、ドメインの親子関係の検査不十分ということで発症します。

(補足)正確には動いているサーバの動作(欠陥)に依存しています。 私の知る範囲ではどのサーバにも委譲の処理に問題があります。

-- ToshinoriMaeno 2012-06-28 04:33:18

5. 登録妨害

某共用DNSサービスでは任意の上位ドメインが登録できるという問題がありました。

さくらに同様の穴(ne.jp など)があったかどうかは確認していません。(たぶんあったのでしょう。)

6. amazon route 53

route53のDNSサービスでは先祖、子孫の関係にあるドメインは同一のサーバには割り当てられないとのことです。

7. スーパードメイン検査

スーパードメインを登録させないための検査はむずかしい。(所有確認しないとしたら)

8. 兄弟ドメイン検査

ほとんど行われていないが、欲しいケースもある。

9. 参考

ドメインハイジャックもサブドメインハイジャックもwebハイジャックに比べると気づかれにくい。 それだけ、危険だ。

DNSの知識があまりないから、乗っ取りに気づくことはなさそう。 ドメイン管理者の責任は重い。

MoinQ: DNS/セキュリティ/共用ゾーンサービス/運用上の問題/スーパードメイン登録 (last edited 2023-07-10 11:49:15 by ToshinoriMaeno)