1. 浸透問題はキャッシュサーバ兼任が理由ではない
「関係なし」は正しくない。トラブルが起きやすいことがあるという意味で関係がある。
浸透問題をおこしたケースでは兼用サーバだったことが多かったとのこと。(原因は他にあるのだが)
兼用サーバであっても、正しいコンテンツ(ゾーンデータ)があるのに(間違いの)キャッシュから返答することはない。
古いゾーンデータ(新しい委譲関係においては正しくない)が放置され、 それをキャッシュ兼用サーバが、キャッシュユーザへ応答するのです。 -- [[tss]] <<DateTime(2011-01-30T11:35:16+0900)>>
この状況での「浸透遅延」の原因は古いコンテンツサーバを残しているという運用です。
- キャッシュサーバが兼用になっているのはたまたまなのです。(ただし、同居は遅延を引き起こす)
そして、コンテンツサーバを移転したにもかかわらず、 同居しているキャッシュサーバに問い合わせているという”使い方”に問題があります。
でも、本当に同居キャッシュサーバをリゾルバに指定しているのだろうか。 実例を確認したいものだ。-- ToshinoriMaeno 2011-02-02 14:48:42
警告: 古いコンテンツサーバが残っていて、同居するキャッシュに問い合わせたとしたら、 古い返事が返される。いつまでも。(このキャッシュに問い合わせることが一番の問題だ。)
独立したコンテンツサーバであっても、古いコンテンツを持っているといずれ悪さをする。 この古いコンテンツサーバのデータをキャッシュしていると、古い返事がいつまでも続く可能性がある。
2. 解決法
古いデータをもつコンテンツサーバをなくす。
警告:兼用しているとコンテンツサーバを止め忘れて、トラブルになりやすい。
- なぜ止めないかという疑問も残る。(DNS provider だとサーバはとめられないから、ゾーンを削るのでもよい。)
DNSホスティング業者が解約した客に当然の対応(ゾーンの削除)をしないということがあるのだろうか。
- もしあるのなら、そういう業者は名指しで非難されてもしかたがないのではないか。
- そういう業者がいるなら、教えてほしい。
3. 新たな疑問
キャッシュ兼用のコンテンツサーバを移転するということの内容はなにか。
- コンテンツサーバだけ移転するというケースは考えづらいのだが、どういう要求なのか。
兼用サーバ自体を移転するのなら、分からなくもない状況だが。 DNS/兼用サーバの引越
- 「浸透遅延」の被害者は誰か。古いサーバを使っているひとだ。
しかし:
- 古いサーバの管理者にきちんと通知しないドメイン所有者が悪い。 古いサーバの管理者は被害者かもしれない。
DNSホスティングサービスの説明書を調べてみる必要がある。
キャッシュ兼用の(レンタル)コンテンツサーバから他のコンテンツサーバへのドメインの移転というケースが多いと思います。 -- tss 2011-01-30 05:06:18
そうだとすると、そのドメインの管理者が無知だということになります。移転を軽く考えすぎ。 (新サーバの業者は不親切、嘘つき、無知のどれかだが、直接の責任はなさそう。 ドメイン所有者は宣伝文句におどらされている。)
旧兼用(レンタル)サーバの管理者はなにも知らされていない可能性が大ですが、そちらの場合、どうだったのでしょうか。
とにかく、古いサーバを上位サーバから取り除いただけではだめですから、 DNSの勉強をしないドメイン所有者の責任が一番大きいでしょう。
- あとはキャッシュ(リゾルバ)として使っている意識がないのでしょう。
具体例があるといいですね。 -- ToshinoriMaeno 2011-01-30 05:22:31