1. 遅延再送要求方式
疑わしい接続に対して、 ゆっくり対応する、一時エラーを返事するという対応をします。 お馴染さん方式で使われている方式です。 多くの spam, virus を撃退(受信拒否)できます。
ゆっくり対応すると spammerはしばしば送信をあきらめます。 通常のメイル送信ホストはつきあってくれるはずです。
最後までつきあってくる spamホストでも一時エラーを返事すると 多くは再送してきません。
- 通常のホストは再送してきます。その時には受け取ります。 一度目はエラーを返して再送を待つので、受け取るのが少し遅れます。
/遅延を軽減するには ホワイトリストを併用するか、 適用候補の選択にDNS/逆引きを利用するのが簡単です。
2. 適用対象の選択手段
逆引きできないホスト 非通知遅延再送要求方式
DNS/逆引き ができないホストの多くが spam送信ホストです。
- 逆引きできない場合に、遅延再送要求することで spamを判別できます。
- 再送されてくれば受信できるので、正当なメイルを拒否することにはなりません。
- 逆引きもできなくて、再送もしないようなところからメイルを受信したいか、 よく考えてください。
- 動的割りあて IP アドレス
- 逆引き情報を利用するのが簡単ですが、方法はいろいろあります。
- helo チェック方式
- SMTP helo で送られてくるパラメタを調べて、適用するかどうか決めます。 こちらの IP アドレスやドメイン名を送ってくる場合は、 受信拒否します。