1. 楽天からのspamメール
1.1. 経緯 (1)
楽天 blog から blog (https://plaza.rakuten.co.jp/qmail/) を更新したとの通知が送られてきた。
- qmail.jp の ML メイルアドレス(qmail)を楽天 blog の通知先として登録したらしい。 更新の度に『お知らせメール』が送られてくるらしいので、迷惑このうえない。 もしこの ML アドレスが今も使われていたら、そして、無条件に ML へ 転送されていたら、どうなっていただろう。 楽天 blog を作成したことがなかったので、 楽天に連絡するにも、どこに送ればいいかはわからなかった。 まずは当該 blog が存在するものか、確認した。 内容からみると、宣伝に見えるが、楽天自身が広告するにしては 低級なので、qmail.jp に対するいやがらせの可能性もある。 blog の存在が確認できたので、楽天の通知先(web)を探しだして、 不正アドレスであることを通告した。 なんらかの反応(メイルで連絡など)があるかを調べるためである。
- 楽天から確認を求めるメイルが送られてきた。
- あくまでも「登録の記憶がないか」を質問するだけのかなり失礼な内容であった。 保存してあった blog 更新通知を添付して返送した。
- 当該メイルアドレスは削除するとの返事が届く。
- しかし、間違いの登録だろうという推測以上の情報はない。
qmail@qmail.jp というアドレスを間違いで登録するだろうか。 (最近届いたものは qmailqmail@qmail.jp に変っている。) その後、当該 blog も削除されていることを確認した。 登録メイルアドレスの到達性を確認すべきであるという返事を書いた。
- しかし、間違いの登録だろうという推測以上の情報はない。
- 到達確認することを検討するとの返事が届く。
- ただ、検討するというだけではいつ実現する分らないので、 時期を見て、問題点を公表するか、しかるべき筋に通告するつもりで あることを返答する。 (新 spam 法では受信を希望しない宛先に送っただけで、違法である。) これに関しての返事は今もないので、無視された可能性が大である。
この 楽天 blog はメイルアドレスが到達可能な本人であるかを 確認していないことが分っている。
- このことを表ざたにすると spammer に利することになると思い、 これまで公表してこなかったが、 楽天の対応を公表する方が重要であると考えて、ここに記す。
こういう無差別なメイル配布がインターネットを崩壊させているといえる。
- 業者にとってはインターネットよりも自社の繁栄の方が重要だということかも 知れない。 メイルが崩壊したら、ビジネスモデルも崩壊するだろうに。 メイルが荒廃したら、他に行けばいいとでも考えているのだろう。 これでは spammer の立場と変わりない。
1.2. 登録確認だけでは十分ではない
[http://internet.watch.impress.co.jp/cda/midika/2008/07/02/20117.html watch 記事]
前野年紀 qmail.jp 管理者