1. レンタルサーバー/同時移転はやめよ
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サーバー業者の移転手順を見なおした。
「移転元DNS設定を放置して、上位の委任/委譲先を新DNSに切替えさせる」
という手順しか説明していないものがほとんどだった。 KAGOYAだけが、例外でした。(意味不明の説明をしている業者は除外した。U0001f631 21:48 - 2018年1月20日
ほぼすべてのサーバー移転手順に「DNSサーバー(ネームサーバー)を変更する」ように書いてあります。
- サーバー業者が問題に気づいていない。(「浸透を待つ」ことを奨励しているような。
それがまずいという現実を知ることから、始める必要があります。DNS/サーバー移転
1.1. 同時移転の意味するもの
webサーバーの移転(引越)をしたいだけなのに、なぜDNS(ネームサーバー)まで移転させるのか。
- 説明が面倒だから、というのがありそうな理由だが、これだと「浸透を待て」と変わらない。いや、同根だ。
1.2. 同時移転はよくない
DNSとwebなどとを同時に移転するのはトラブルの元です。
DNSサーバーの移転には時間がかかる。
- webサーバーのIPアドレスは短時間で切替できる。
古いゾーンデータが残っているままで、 同時に変更すると、webサーバーの切替もDNSサーバの移転の影響を受ける。
こういう説明をすることになる。(ダメ!)
ネームサーバーの設定が徐々に反映されていきます。
https://webkaru.net/wordpress/move-wordpress-site/
1.3. なぜ同時移転させようとするのか
当該ドメインのDNSサーバーを管理・運用しているのは誰か。それが鍵になる。
- 移転前と移転後について、考える必要があるだろう。
-- ToshinoriMaeno 2017-12-02 10:34:22
webサーバー管理者にDNSの説明をするのは面倒なのだろう。(「浸透を待て」に通じるものがある。)
1.4. どちらを先にするか
どちらを先にするか、考えてみよう。-- ToshinoriMaeno 2017-12-02 11:27:29
移転前のDNSサーバーの設定が自由にできるかどうかが鍵になる。
1.5. webを先に移転する
条件:現用のDNSサーバーに新webのアドレスを登録できること。多くの場合は可能だろう。
- webサーバー(サービス)に付属のDNSサービスを使っていると、可能とは限らない。
しかし、移転先の説明をみても、webサーバーのIPアドレスについて調べる方法を書いてあるものは 見当たらない。
新webの名前が分かっているなら、CNAMEを使うことも考えられるが、それならIPアドレスも分かるだろう。
新webが使われるようになったら、新DNSがきちんと動作していることを確認したあと、
- DNSの変更を行う。これは上位サーバーへの登録変更を行うということである。
1.6. DNSサーバーを先に変更する
条件:新DNSで現用のwebサーバーのアドレスを登録できること。これも多くの場合問題にはならない。
- ただし、新DNSの設定に制約があるかもしれない。
-- ToshinoriMaeno 2017-12-02 11:27:29